微妙…

ある日、我が家に帰ってくると見慣れぬ小包が届いていた。
差出人を見ても思い出せない。
しばらく記憶の糸をたぐる…。
栃木県の携帯電話ショップ?
おぉ!!そうだ!そういえば2〜3ヶ月前におもしろ半分に携帯電話ショップのロゴを作って送ったっけ。
小包が届いているということは…もしかして???
ワクワクドキドキしながら小包を開けてみる。
手紙が1通。
…NORI様の作品(もちろん本名で書いてあったが)が佳作に入賞されましたので記念品をお送りさせていただきます…
か、佳作?
う〜ん、微妙。。。
せめて入賞ぐらいしてればなぁ〜。
いや、まてよ、記念品?なんだろう?
イイもんかな?使えるもんかな?ちょっと重いぞ。
手紙をどかした下にはのし紙に記念品と書かれた箱。両サイドにクッション代わりと思われるポケットティッシュが一つずつ。
ははぁ〜ん、割れ物だな。サイズのわりに結構重いからこりゃ高価な物に違いない。
どれどれ…
………
はぁ?
銀メダルの埋め込まれたガラスのタテに佳作NORI様とご丁寧に名入れまでされている…。
…がっかり。
勝手にカネメの物とか高価な物とか思っていた私にはがっかりとしか言いようがない。
確かに『記念品』と書いてあった。確かにタテは記念品だ。ウソは言ってない。
でもぉ〜いまどきタテもらって喜ぶぅ?
はぁ〜微妙。
応募してたことすら忘れていた私なのに、佳作という中途ハンパな賞をとり記念品にイマイチ納得できずため息がこぼれる始末。なんとわがままなのだろう。
佳作…どんなロゴ書いたっけ?なんとなくしか覚えていない。そういえば小1時間で仕上げた気がする。あ゙ー2時間かけてもっと完璧に仕上げれば入賞、もしくは特賞だったかもしれない。
なんて安易に送ってしまったのだろう…。
そうすればもっとスゴイ賞品が送られてきたに違いない。ちっ!
ガラスのタテか…飾る?いやいや佳作で飾るのもなぁ〜。微妙
名入れなんかしなくていいから図書券とかさぁーもうちょっと日常使える物にしてよー。
そもそも、送ったことすら忘れていたんだからこのまま何も賞を取らないで忘れさせてもらった方がよかったような…。

私がいろんな思いを巡らせているところへ母登場。
母「なになに?」
N「いやぁ、かくかくしかじかこういう訳で…記念のタテだって。」
母「佳作?おーすごいじゃん、おめでとうっ!いいねぇ〜立派だねぇ。ここに飾ろう♪」
母の手に渡りあっという間にテレビの横という我が家で一番の特等席に飾られることになった。
本人としては、これまた微妙…。



<NORI>2002.12.13